メールに思いを込めて

インターネット上の出会いアプリで交際を始めたというカップルが非常に増えています。
本当に理想の人に出会えるのかと疑念を抱く人もいるかもしれませんが、相性がぴったり合う相手がどこにいるのかは誰にもわかりません。

恋人との出会いの場面は人それぞれ異なるはずです。
高校や大学の同級生、アルバイト先や行きつけの飲食店で知り合いになったという人もいるでしょう。
もしくは友人の紹介という人もいるかもしれません。
出会いのきっかけはこのように様々ですが、直接会って紹介し合う場合、シャイな人や口下手な人は自分をうまくアピールすることができず、連絡先を交換することもないまま疎遠になってしまうこともあるでしょう。

しかしスマホやパソコンのアプリを利用して知り合いになる場合、アプリ内のメールで気になる相手とやり取りを行いますから、互いの考え方や共通の趣味について時間をかけて確かめ合うことができます。
そこで信頼関係が生まれると、実際に会って初めて対面することになるのです。
とかく現実的ではない出会いに思われがちですが、アプリやSNSに代表される現代の新しいコミュニケーションは、互いの情報を事前に良く知るうえでもはやなくてはならないツールだと言えるかもしれません。

ここで重要視しなければいけないのはメールで連絡を取り合うということです。
直接相手と向き合って言葉を交わさないため、表情や態度そして話し方から互いを見極めることはできません。
つまりメール以外に相手を判断できる材料はないのです。
顔が見えないため、メールの文章ひとつから様々な憶測が生まれます。
自分では意図せず送った言葉が相手には違う意味で取られてしまうこともしばしば起こるでしょう。

一昔前は、ラブレターや文通で気になる相手へ思いを伝えていました。
もちろん文字は削除できず、絵文字もありません。
その分、より相手のことを思い一語一語慎重に言葉を選んでいたのです。
文字に表れる個性や性格、そして筆圧の強さから感じ取れる緊張感、それらすべてが一通の手紙となって届けられていたのです。
メールも同じで、離れているからこそのロマンがあります。
文字を入力するのではなく、思いを入力していると自覚できれば、必ず相手に伝わるはずなので心を込めて送るようにしましょう。